「ジョーカー」では、ただの「一人の人間」が悪のカリスマになる過程が描かれる

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「ジョーカー」では、いかにして悪のカリスマが生まれたのか?

ジョーカーといえば、バットマンシリーズでお馴染みの悪のカリスマですよね。

どの作品でも描かれるジョーカーって大体こんな感じかと思います。

・白い顔のピエロメイクに緑の髪(作品によっては金髪だったりします)

・超人的な能力はない

・優れた頭脳を持つ

・どんな罪を犯すことにも抵抗感がない

しかし、本作のジョーカーは「一人の人間」として描かれています。

まともな仕事をしてお金を稼ぐし、恋もします。病弱な母を支える心優しい面もあります。

コメディアンになって人々を笑顔にしたいという、前向きな夢も持っています。

そんな「一人の人間」であったアーサーにどのようなことが起こって「ジョーカー」となったのでしょうか。

徐々に孤立してゆき、社会における居場所がなくなっていった

 アーサーは、笑いたい訳ではないのに突発的に笑ってしまうという脳神経の病を患っており、元々社会に溶け込みにくい気質を持っています。

ちょっとした失敗で職場を解雇されて失業し、さらに、出生にまつわる秘密を知って母への信頼をなくしてしまいます。

また、隣人の女性との交際が自分の妄想であったと気づき、アーサーは一気に孤立してゆきました。

2.衝動的に行った殺人に高揚感を覚えた

 地下鉄にて、女性にちょっかいを出していた三人のエリート・サラリーマンを衝動的に殺害してしまいます。

 しかし、この時にアーサーに訪れたのは、後悔ではなく高揚感でした。

 アーサーの内に秘めた何かが弾けた瞬間でした。

3.憧れのコメディアンのマレーに嘲笑の対象として扱われる

 念願が叶い、憧れのコメディアンであるマレーの番組にゲスト出演することになったアーサー。

 しかし、マレーは番組を盛り上げるためにアーサーを呼んだのでした。

 この扱いに激怒したアーサーは、番組中に憧れのマレーを殺害してしまいます。

社会的に孤立していったなどの要因も大きそうですが、殺人に高揚感を覚えるなど、元々アーサーにはカリスマとしての素質があったと言えそうです。

しかし、もしもアーサーに手を差し伸べてくれる人がいれば、ジョーカーは生まれなかった可能性もありそうです。

本来、アーサーには心優しい一面もあったのですから。

となると、一番狂っているのは社会そのもので、たまたまアーサーがその被害者として選ばれ、ジョーカーとして覚醒したというのが一番の原因っぽいですね。

「ジョーカー」の予告編

映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開

「ジョーカー」のあらすじ

舞台は、バットマンが誕生する前のゴッサム・シティ。その街の片隅で大道芸人として生きる冴えない男アーサー・フレック。彼を支えていたのは、母が幼少期よりアーサーに言い続けた、「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉である。

ピエロメイクで大道芸人をしながらどんな時でも笑顔を携え、必死に母と二人の生活を続けている。しかし、そんなアーサーに対して世界は優しくなかった。

アーサーを恫喝して金を奪い取っていく若者達。同僚の大道芸人仲間からの裏切りと失業。徐々に追い詰められてゆくが、それでも必死に前を向いて生きてきたアーサー。しかし、とうとうアーサーの心を折る出来事が起こってしまう。

「ジョーカー」の作品データ

初公開:2019年10月4日 

監督:トッド・フィリップス

脚本:トッド・フィリップス

   スコット・シルヴァー

制作総指揮:マイケル・E・ウスラン

      ウォルター・ハマダ

      アーロン・L・ギルバート

      ジョセフ・ガーナー

      リチャード・バラッタ

      ブルース・バーマン

製作費: 5,500万ドル

興行収入:約107,400万ドル

上映時間:122分

「ジョーカー」の出演者

ジョーカー/アーサー・フレック:ホアキン・フェニックス

マレー・フランクリン:ロバート・デ・ニーロ

ソフィー・デュモンド:ザジー・ビーツ

ペニー・フレック:フランセス・コンロイ

「ジョーカー」の監督 インタビュー

「ジョーカー」監督、ホアキン・フェニックスとの初仕事は「怖かった」と告白 トッド・フィリップス特別インタビュー

「ジョーカー」のまとめ

以下、本記事のまとめです。

・本作では、「一人の人間」が以下にして悪のカリスマとなったかが描かれる

・不幸なことが立て続けに起こり、一気に社会から孤立していった

・衝動的に行った殺人で、本性が目覚め始めた

・憧れの存在に嘲笑され、夢が破れた

・失うものがなくなり、全てのタガが外れた。

 その結果、本性が解放され、悪のカリスマが誕生した

・本当に狂っているのは社会で、アーサーはその被害者としてジョーカーになった、とも言える

AmaZon
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