『リアリティ・バイツ』90年代 若者のすべて

映画

1994年に上映された、アメリカン青春映画の代表作『リアリティ・バイツ』。

タイトル通り、“厳しい現実”を突き付けられた若者たちの群像劇です。

この辺りでしょうか、日本では“自分探し”という言葉が流行りだし、不安定な社会で真面目に生きるよりも、もっと自分のしたい事・やりたい事を見つけて生きていこう!みたいな風潮になっていた頃です。

当時大人気だったハリウッド女優・ウィノナ・ライダー。彼女が演じるリレイナは、自由気ままだった大学生活を引きずりながらも、憧れていたテレビ局へ就職。しかし、現実の厳しさを思い知り、大きな壁にぶち当たります。

社会人一年生は誰もが経験する“リアリティ・バイツ”。この映画を観ると、なんとも甘酸っぱい気持ちになっちゃいます。それって、自分がもう若くはないという事を認めてるってことなのでしょうか。エンドロールに流れる、当時大ヒットしたリサ・ローブの「Stay(I Missed You)」がめちゃくちゃ懐かしい!と感じてしまうんだもの。

はぁ~若さって素晴らしい。完全無敵です。

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『リアリティ・バイツ』 予告動画

Reality Bites (1994) – Official Trailer

『リアリティ・バイツ』 あらすじ

大学の卒業総代としてスピーチをしたリレイナ(ウィノナ・ライダー)はテレビ局に就職し、同世代の仲間3人を撮影したドキュメンタリーを自作していた。仲間のひとり、トロイ(イーサン・ホーク)はバンドをする傍ら、バイトをしてはクビになり、毎夜別の女を連れ込んでは遊ぶクズ男だが、本命リレイナにずっと片思い中。親友ヴィッキー(ジャニーン・ガラファロー)はGAP店員として働く毎日で、ひょんなことから店長を任されるが、男遊びに目がない自由人。サミー(スティーヴ・ザーン)はゲイであることを両親に伝えられずにいる。

バイトがクビになり家賃が払えなくなったトロイは、サミーと一緒にリレイナとヴィッキーがシェアするアパートメントに転がり込み、4人の共同生活が始まる。

そんな中、ドキュメンタリーを会社に売り込むも相手にされないリレイナ。しかしある日、リレイナは不慮の事故でTVプロデューサーのマイケル(ベン・スティラー)と出会い、二人は恋に落ちる。マイケルはリレイナの自作ドキュメンタリーに才能を感じ、関係者にも見てもらうよう力を入れるとリレイナに約束する。二人の恋が燃え上がる中、リレイナは度重なるミスでテレビ局をクビになってしまう。

帰宅し、そのことを3人に伝えるも、リレイナがヴィッキーを見下したことから二人の友情に亀裂が入る。リレイナを慰めようとトロイが外に連れ出し、トロイは思わずリレイナにキスをしてしまう。

作品データ

リアリティ・バイツ

1994年公開 (アメリカ)

上映時間:98分

監督:ベン・スティラー

製作:ダニー・デビート、マイケル・シャンバーグ

製作総指揮:ステーシー・シェアー、ウィリアム・バークレイ・マルコム

脚本:ヘレン・チャイルドレス

音楽:カール・ウォリンガー

出演者

リレイナ・ピアース・・・ウィノナ・ライダー

関連作品 『オータム・イン・ニューヨーク』 『17歳のカルテ』

トロイ・ダイヤー・・・イーサン・ホーク

関連作品 『真実』 『ビフォア・サンセット』

ヴィッキー・マイナー・・・ジャニーヌ・ギャロファロ

関連作品 『レミーのおいしいレストラン』 『好きと言えなくて』

サミー・グレイ・・・スティーヴ・ザーン

関連作品 『猿の惑星:聖戦記』 『サンキュー、ボーイズ』

マイケル・グレイツ・・・ベン・スティラー

関連作品 『ナイト ミュージアム』 『メリーに首ったけ』

まとめ

上映中、ウィノナ・ライダーは常にタバコをふかしています。

車を運転しながら、ダイナーで食事をしながら、カウチに寝そべって電話を掛けながら・・。

相手役のイーサン・ホークだって、負けじとプカプカ吸っています。

このカップルはいつだって浮世離れしていて、似た者同士なのかもしれません。リレイナはテレビ局で働くことがずっと夢だったのでしょう。でも現実はそう甘くはなかった。トロイも売れそうにないバンド活動を続けていて、ずっと夢見心地で生きています。

映画で一番まともなキャラなのが、この作品で監督も務めているベン・スティラー。仕事も真面目で日々を一生懸命生きてるって感じが伝わってきます。ごく普通のサラリーマンです。

「フツーって、なに?」

という言葉をよく耳にした時代でした。

リレイナも、トロイも、ヴィッキー、サミーも普通ではありません。超個性的なキャラクターで、みんな自分というものをもっています。不安定な社会で真面目に生きたとしても、安定した将来の保証なんて無い時代になってきました。4人はどこか先読みをし、悟っている風にも見えます。見た感じ、どうしようもない彼らですが、私は不器用ながらに明るく生きるこの4人が大好きなのです。今の時代でも色褪せない、愛すべき彼らの姿がココにあります。

AmaZon
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